みなさん、伊勢神宮に行ったことありますか?
神社仏閣の中でも特別な伊勢神宮。”お伊勢さん”として親しまれている伊勢神宮を昔からの方法を習って参拝してみませんか?
2人でゆっくりと境内を歩きながらその空気感や歴史に触れたり、参拝した証に御朱印をもらったりすると、普段忙しなくすぎる日々から心が解放されます。
落ち着いた心で自分と向き合える気がします
緑も豊かで川もあって、とっても癒されるよ~
今回は、わたしたち夫婦が実際に旅して気づいた、伊勢神宮のおすすめの楽しみ方を1泊2日のモデルコースでご紹介します。
伊勢神宮とは?
「お伊勢さん」として親しまれている自然豊かな伊勢神宮。
太陽にも例えられる総氏神 天照大御神を祀る内宮、そして衣食住を始めすべての産業の守り神 豊受大御神を祀る外宮があります。
公式サイトによると参拝の所要時間は内宮は約60分、外宮は約30分だそう。
ただ、ゆっくり自然を堪能しながら歩いたり、本宮以外の別宮を参拝する場合はもう30分~60分くらい余裕を見たほうがいいかも。
ぜひ1泊はしてのんびり内宮・外宮の両方に参拝しましょう
落ち着いた気持ちで神様に会いにいこう
神宮のまわり方
伊勢神宮では外宮から内宮の順番に参拝しましょう
神宮の祭典は「外宮先祭」。まず外宮で祭儀が行われるならわしがあることから、これにならって外宮→内宮の順番で参拝してみましょう。
豊受大御神は天照大御神の御饌都神(食事を司る神)ですので、内宮の祭儀に先だって御饌都神にお食事を奉るのです。祭典の順序にならい、参拝も外宮から内宮の順にお参りするのがならわしです。
https://www.isejingu.or.jp/visit/course/geku.html
丁寧に参拝することで神聖な気持ちにもなれるね
外宮を参拝したら1泊し、内宮へはぜひ早朝に参拝することをおすすめします。
内宮の近くに泊まって朝参拝にいきましょう
朝参拝におすすめ旅館「いにしえの宿 伊久」
朝参拝をするなら内宮の近くに泊まりたいですよね。そこでおすすめの宿が内宮まで徒歩15分ほどに位置するいにしえの宿 伊久。昔ながらのお伊勢参りと同じ楽しみ方をしたい方にぜひおすすめの宿です。
内宮まで少し歩きますが、五十鈴川にかかる橋を通り、まだ開店前の静かなおかげ横丁を通って向かう道のりはすごく趣があります。
参拝前に背筋がピシッとしそう!
なんと、こちらの宿は、朝参拝する人向けに「早朝食」を無料で提供してくれるんです!
早朝食として提供されるのは「かたぱん」。コーヒーもいただけます。AM4:30〜AM5:30間、受付横のお迎え処でいただくことができますよ。
やわらかいクッキーみたいな感じかな
大浴場・貸切風呂は夜通し利用できるので、参拝前に体を清めてから行くのもいいですね。
食事もボリューム満点で大満足!露天風呂付の部屋にしたら1泊じゃ物足りないくらいでした。
お夜食に天むすをいただくことも!至れり尽くせりだね!!
アクセス
・五十鈴川駅からタクシーまたは無料送迎バスで8分
・伊勢市駅からタクシーで15分
・近鉄宇治山田駅からバスで「内宮前」下車 徒歩15分
伊勢市駅は外宮の最寄り駅なので、外宮からそのまま宿に向かう方は便利かも。
五十鈴川駅からは要予約の無料送迎バスもでています。詳しくは公式サイトを確認してください。
内宮前から徒歩で向かう場合、下の写真のように入口が急な階段となっていますのでご注意ください。
入口がわかりづらいですが看板の通り、暗闇へと続く階段を上っていくとたどり着きます。
勇気を出して進むと隠れ家のような素敵な宿に到着するので安心してね!笑
1泊2日おすすめモデルコース
外宮に行く前にまず、心を体を清める禊をしましょう。
昔は伊勢神宮へ参拝する前に汐水を浴びて身を清めていたそうですが、現代では二見興玉神社へ参拝することが禊(みそぎ)となるそう。
夫婦岩でも有名な二見興玉神社。禊の意味だけでなく夫婦で向かえばより一層仲も深まりそう。
雨風すごかったけど、それがまた禊感(?)があってよかった…笑
今回はわたしたち夫婦も実際に行った、二見興玉神社から巡る伊勢神宮1泊2日参拝モデルコースをご紹介します。伊勢市駅到着からスタートです!
また行きたいくらい素敵な旅でした
1日目
10:00 手荷物預かり所で宿泊先まで配送依頼
伊勢駅の改札を出て左側に進むと、手荷物預かり所があります。
500円で17時30分まで手荷物を預かってくれます。さらに1,150円でその日のうちに伊勢・鳥羽・志摩地域の宿泊先(離島を除く)まで荷物をお届けしてくれます。
外宮、内宮と他の観光地も含め何か所も行く場合は、必ず配送を頼みましょう。
17時には宿泊先に荷物が届いているはずです。
荷物のことを気にしなくていいのは楽だね!
10:20 伊勢市駅から沿岸の二見浦まで
まずは近鉄 伊勢市駅からJR参宮線で二見浦駅まで電車でのんびりと揺られて向かいましょう。
10分弱で駅に到着します。二見浦駅から神社までは歩いて15分くらいです。
朝だとお店はやってないけど旅館街で道も広く雰囲気があります
伊勢市はどこも名物の赤福の看板だね!
赤福のおすすめ店もあとでご紹介します!
10:45 二見興玉神社を参拝
神社の鳥居をくぐって進んでいくとたくさんのカエルの奉献があります。
現代では、無事かえる・貸したものがかえる・若かえるなど縁起がいいものとして御利益があるとのこと。
海沿いの道を進んだら夫婦岩を拝みましょう。
男岩と女岩がしめ縄で結ばれている夫婦岩。神々しさに圧倒されます。
5月下旬~7月上旬には夫婦岩の間に朝日が昇り、10月~2月の満月の日には夫婦岩の間に月が見えます。その時期は混雑するそうですがぜひ一度行ってみたいですね。
そして、二見興玉神社は授与品もとっても素敵。
カエルのお守りや、夫婦守りはもちろんのこと、御朱印好きにはたまらない御朱印帳があります。
それがこちら!!
行く前から買うって決めてました!!
夫婦岩の間に上る満月を描いたこちらの御朱印帳。ロマンチックです。星空も海の模様も素敵ですよね。反対側にはカエルもちょこんと描かれています。
青い満月バージョンとは別に、赤い日の出バージョンもあります。
わたしは次回行くときには日の出バージョンを…と密かに狙っております。
11:00 めおと横丁でプリンを堪能
神社の沿岸の歩道をさらに奥まで進んでいくと、水族館 伊勢シーパラダイスと併設されたショッピングセンター「伊勢夫婦岩 めおと横丁」にたどり着きます。時間があれば入ってみましょう。
2人で夫婦プリンをいただくのもいいですね。優しい甘さでとっても美味しいです。
カワウソのイラストもとってもかわいい♡
瓶の持ち帰りはできないのでご注意くださいね。天井のライトと一緒に写真を撮れば可愛く思い出に残すことができますよ。
12:10 外宮のある伊勢市駅へ戻る
伊勢市駅へ向かう電車は本数が少ないので注意が必要。
わたしたちは乗り遅れてタクシーで行く羽目になりました…。
めおと横丁から二見浦駅までは徒歩で20分以上かかるので、必ず12:10の電車に乗れるように11:30くらいにはめおと横丁を後にしたほうがいいでしょう。
そういう時に限ってタクシーよんでも全然来ないんだよ笑
13:00 美味しいビストロでランチ
無事に伊勢市駅に到着したらランチとしましょう。
おすすめは伊勢市駅から徒歩4分のところにあるビストロ ブータントラン。
飾らないビストロフレンチがいただける温かみのあるお店です。
前菜からとっても美味しいです!野菜たっぷりで見た目も美しい。メインも数種類から選べますよ。
おしゃれに気軽なフレンチ!非日常的で素敵だね
14:00 外宮参拝
さて、お腹もいっぱいになったら、散歩しつつ外宮へ向かいましょう。
細やかな石が敷かれた参道を進む。その足音さえも趣があります。
1歩1歩自然を感じながら進んでいきましょう。
外宮には天照⼤御神のお⾷事を司る神「豊受⼤御神」をお祀りする正宮と、他に4か所の別宮があります。1時間くらいかけてすべてゆっくりとまわるのがおすすめです。
雨でもしっとりした気持ちで参拝できるので、正直お天気はそこまで気にしなくていいです。
日々、衣食住に困らず過ごせていることを感謝しましょう。
小さなことに感謝できるのは素敵なことだね
15:30 五十鈴川のほとりで伊勢名物「赤福」をいただく
外宮を参拝したら、バスで外宮から五十鈴川方面へ向かいましょう。
外宮前バス停から乗車、猿田彦神社前バス停で下車します。
猿田彦神社は、みちひらきの神様 猿田彦大神を祀る神社。物事を良い方向へ導くご利益があります。時間に余裕がありそうなら参拝してもいいかも。
猿田彦神社から歩いて5分ほどのところに、伊勢名物 赤福 五十鈴川店があります。
五十鈴川のほとりに佇むこちらの店舗は、本店のあるおかげ横丁の通りを少し外れた場所にあるため、人混みを避けるには最適。
手土産ではなく直接いただくなら夕方に五十鈴川店にいくのがベストなんです!
夕方ごろになると手土産は売り切れの可能性もありますのでご注意ください。
少し歩き疲れてくる夕方、こちらでのんびりと抹茶と赤福餅をいただきましょう。
体と心に沁みる優しい甘さだ~!
五十鈴川の清流を表している餡の模様も粋ですね。伊勢に来たら必ずいただきたい銘品です。贅沢な時間を過ごしましょう。
16:30 宿にチェックイン
赤福を食べたら今夜の宿泊先に向かいましょう。
到着してチェックインしたら、明日の朝参拝に備えのんびりと過ごすのがいいですね。
先ほど紹介したいにしえの宿 伊久なら赤福 五十鈴川店から徒歩10分ほどで到着します。
露天風呂がついているタイプのお部屋もありのんびりと過ごせますよ。
※注意点
徒歩で向かう場合、GoogeMapで最初に示されるルートではなく、こちらのルートで行くのがおすすめです。GoogleMapで初めに示されるルートは車通りも多く道がわかりづらいです。
所要時間は同じなので、以下のルートで行きましょう!
いにしえの宿 伊久では内宮参拝に向けた小冊子も配布してくれますので備えはばっちり。
軽やかな体と心で朝参拝に行きたいですね。
早めに寝ましょう。おやすみなさーい!
2日目
4:15 起床して参拝の準備
早いです、とっても。早起きが久しぶりの人も苦手な人もいると思いますが、ここまできたらぜひ朝参拝をしたいですよね。
せっかく二見興玉神社と外宮を参拝したんだ、寝坊するわけにはいかない!
貴重な機会ですしね
時間に余裕があり温泉がある場合は、体を清めてから行きましょう。
いにしえの宿 伊久では受付横のお迎え処で早朝食”かたぱん”とコーヒーをいただくことができます。ぜひ1ついただいてから内宮へ向かいましょう。
5:30 いよいよ内宮参拝
いよいよ内宮へ参拝です。開店前のおかげ横丁を通っていくと、静まり返った荘厳な雰囲気を感じることができます。
朝は空気も冷たく新鮮です。五十鈴川にかかる宇治橋を通り内宮へ近づくにつれ、吸っている空気もいつもより神聖な気がしてきます。宇治橋は、日常の世界から神聖な世界を結ぶ架け橋といわれています。
まずは、皇室の御祖神であり、国民から総氏神のように崇められる天照大御神をお祀りしている正宮を参拝します。
人が少ない分、丁寧に参拝できるね
外宮と同じように、内宮でも日頃の感謝の気持ちを伝えましょう。
自分の中に眠る感情とも向きあうことができます。
何を大切にしたいか、だれと生きていきたいか。
静寂の早朝、内宮を参拝すれば答えが見つかるかもしれませんね。
大切な人と一緒に参拝すれば、もっと1日1日を大切に過ごせそうですね
以上、内宮の朝参拝までの1泊2日モデルコースでした。
時期や季節によって、参拝時間や開店時間などは異なります。各々の最新情報を必ず確認してください。
内宮を参拝した後は、朝ごはんを食べておかげ横丁でショッピングをしていきましょう。おみやげもここですべて揃います。
わたしたちは、伊勢の忠犬「おかげ犬」をもめん屋藍というお店で購入しました。
まとめ
美味しいものをいただき神聖な場所を巡る伊勢神宮の参拝旅、いかがでしたでしょうか。
各観光名所のリアルタイムの混雑具合や公共交通機関の詳細な情報は、伊勢市が運営するらくらく伊勢もうでというサイトで確認することができますので、行く方はぜひチェックしてみてくださいね。
伊勢神宮に参拝して心をもっと軽やかにしていこう